テレビでの活躍と並行して、安住の真骨頂が発揮されたのがラジオ番組『安住紳一郎の日曜天国』である。2005年にスタートしたこの番組で、彼はテレビでは決して見せない「黒安住」と呼ばれる一面を解放していく。
リスナーからのハガキに対する愚痴、社会への偏屈なこだわり、そして時折見せる狂気的なまでのリサーチ力。醤油の銘柄に対する異常なこだわりや、全国の地方局のコールサインを暗記しているエピソードなどは、彼のオタク的で執念深い性格を物語っている。若い頃の彼は、このラジオという閉ざされた空間で、自らの毒と狂気を綺麗にパッケージし、エンターテインメントへと昇華させていたのだ。