安治川部屋の勢いを語る上で欠かせないのが、所属力士たちが残す圧倒的な土俵実績です。師匠である元関脇・安美錦の卓越した技術指導のもと、各力士が自己の持ち味を最大限に引き出し、番付を急速に駆け上がっています。
その筆頭格が、ウクライナから来日し入門を果たした安青錦(あおにしき)です。戦禍を乗り越えて日本の土俵に立った彼は、前相撲からのスタート直後から序ノ口優勝、序二段優勝、三段目優勝と破竹の勢いで白星を積み重ね、瞬く間に幕下上位、そして関取の座へと到達しました。鋭い立ち合いからの右差し、スピード感あふれる投げや出し投げは、まさに現役時代の親方を彷彿とさせる技能派相撲として各方面の専門家を唸らせています。
さらに部屋には、安響や安大翔、安強羅といった個性豊かでハングリー精神あふれる若手力士たちが切磋琢磨しています。少数精鋭ながら稽古の密度が極めて高く、互いに弱点を補い合う環境が構築されています。