コウモリの嫌いな音で撃退は可能?効果的な周波数と失敗しない防除法

コウモリの嫌いな音で撃退は可能?効果的な周波数と失敗しない防除法

コウモリの嫌いな音で撃退は可能?効果的な周波数と失敗しない防除法とはどのようなものなのか? 背景や要点を丁寧に紐解いて紹介します。

コウモリ被害を完全に断ち切るための本質は「追い出し1割・隙間封鎖9割」です。音やスプレーで追い出した直後に実施すべき、プロ仕様の防除ロードマップを解説します。

ステップ1:侵入経路の特定(夕暮れ時の目視確認)

日没の前後30分、建物の周囲を見上げていると、コウモリがどこから飛び出してくるかを確認できます。主な侵入箇所は以下の通りです。

  • 雨戸の戸袋の隙間、サッシの上部
  • 軒天(軒下の天井板)と外壁の取り合い部の隙間
  • 2階屋根の瓦の重なり目、下り棟の隙間
  • 24時間換気扇の吸排気口、エアコン配管導入部(エアコンパテの劣化部分)
  • 外壁サイディングの継ぎ目や水切り金具の裏側

ステップ2:音と薬剤による一斉追い出し

コウモリが活動を始める夕暮れ時、特定した隙間に向けてハッカ油スプレーや忌避剤を勢いよく噴射します。同時に、換気口付近で高周波音や金属音を鳴らし、建物内部に潜むすべての個体を屋外へ完全に追い出します。中に1匹でも残った状態で塞ぐと、室内側へ迷い込んできたり壁の中で死骸となるリスクがあります。

ステップ3:微細な隙間の徹底封鎖(1cmの隙間も見逃さない)

アブラコウモリの成獣は体重わずか5〜10g、頭胴長約4〜5cmしかなく、わずか1cm〜1.5cm(100円玉程度の隙間)があれば容易にすり抜けて侵入します。

追い出しを確認したら、即座にコウモリ侵入防止ネット隙間対策を実施します。通気性を保つ必要がある換気口や軒天の通気見切りには、10mm目以下のステンレス製金網や樹脂製防鳥・防獣ネットをステンレスビスや変成シリコンシーラントで強固に固定します。瓦の隙間や配管の周囲には、耐久性の高い難燃性エアコンパテやすき間充填用のバックアップ材、アルミ製モルタル用ネットなどを隙間なく詰め込みます。

ステップ4:糞便の清掃と空間殺菌

追い出しと封鎖が完了した後は、放置されたフンの清掃を行います。コウモリのフンは乾燥すると微小な粉塵となって空気中を舞い、吸い込むとアレルギー症状や病原菌感染(真菌によるヒストプラズマ症など)のリスクを伴います。必ずN95規格などの高機能マスクと使い捨てゴム手袋を着用し、次亜塩素酸ナトリウム液やエタノールで湿らせてから回収・消毒を行います。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。