手書きでの書き方を習得すると同時に把握しておくべきが、ビジネスコミュニケーションにおける記号の運用ルールです。大手ビジネスコミュニケーション研究会および実務マナー調査のフィードバックによると、公式文書における記号の乱用に対しては依然として慎重な見方が根強く存在します。
企業の採用担当者や法務関係者を対象とした実務アンケートでは、「対外的な公式メールや見積書・企画書の本文において、『および』『ならびに』『と』の代わりに『&』を使用することに違和感を覚える」と回答した割合が全体の6割を超えています。文字数を節約できる簡便さがある反面、受信側に対して「カジュアルすぎる」「略式で手抜きをしている」というネガティブな印象を与えかねない点がその背景にあります。
一方で、社名や登録商標などの固有名詞(例:P&G、AT&T、Tiffany & Co.)、またはプロジェクトのテーマ名やキャッチコピー(例:「新卒採用&育成プログラム」)といった限定的な見出し表現においては、視認性を高める効果的なアクセントとして広く許容されています。本文の接続詞として安易に置き換えるのではなく、固有名詞や見出しのアイキャッチとして絞り込んで活用するのが、洗練されたビジネスマナーの鉄則です。