アフタヌーンティーを巡っては、ネット上でいくつかの誤解や「見落としがちな落とし穴」が存在します。
まず警戒すべきは、いわゆる「コスパの罠」です。一見「3,000円台で楽しめる格安アフタヌーンティー」と謳われていても、詳細を確認すると「紅茶のおかわりは別料金(1ポットのみ提供)」「滞在時間が60分と極端に短い」「サービス料15%が別加算されて総額が跳ね上がる」といったケースが散見されます。真にコストパフォーマンスが高い店とは、初期表示価格が多少高くとも、20種類以上の茶葉がフリーフローで注文でき、ゆったり2時間以上滞在できる店舗です。
次に、多くの初心者が身構えてしまうドレスコードとマナーの真実です。高級ホテルだからといって、イブニングドレスや着物を着用する必要は一切ありません。基本ルールは「スマートカジュアル」です。
- 男性:襟付きシャツまたはジャケット、スラックス。サンダルやハーフパンツ、過度なダメージジーンズはNG。
- 女性:きれいめなワンピースやブラウス、スカート、清潔感のあるパンツスタイル。露出の多すぎる服やビーチサンダルは避ける。
また、食事のマナーについても、スタンドの下段(セイボリー・サンドイッチ類)→中段(スコーン)→上段(ペストリー・ケーキ類)の順に食べるのが伝統的な作法ですが、現代のホテルラウンジでは「温かいスコーンが運ばれてきたら冷める前にまず食べる」「好きな順番で楽しむ」ことを寛容に認めるスタンスが主流です。スコーンを手で横半分に割り、クロテッドクリームとジャムを都度塗っていただく基本さえ押さえておけば、周囲から浮く心配はありません。