事故が発生したのは、物流車両や生活道路として日常的に利用されていた埼玉県八潮市内の主要市道です。午前中の交通量が安定していた時間帯、走行中の中型トラックが突如として崩落した路面に飲み込まれました。目撃者の証言によると、「前方を走っていたトラックのブレーキランプが一瞬点灯した直後、土煙とともに車体前部から一気に沈み込んだ」といい、路面は一瞬にして深さ数メートル、直径数メートルにおよぶ巨大なすり鉢状の穴へと姿を変えました。
警察および消防の発表によると、通報を受けて駆けつけた高度救助隊によって懸命な引き揚げ・救出活動が行われました。しかし、地盤の二次崩落の危険が伴う過酷な現場状況のなか、転落した車両内から救出された運転手は現場周辺の救急救命センターへ緊急搬送されたものの、搬送先で死亡が確認されました。運転手の身元確認と検視が進められるとともに、突然の事故に巻き込まれた被害者と遺族に対する痛惜の声が広がっています。
現場周辺は直ちに全面通行止めとなり、ガス管や水道管などのライフライン切断を伴う二次災害防止措置が取られました。規制線が張られた事故現場には鑑識や土木技術者が多数投入され、緊急の現場検証が夜を徹して実施されました。