さくらももこ先生のプライベートにおける家族構成は、波乱と深い愛情に満ちたものでした。生涯で2度の結婚を経験しています。
1人目の夫は、少女漫画誌『りぼん』の編集者として彼女の才能を見出し、デビュー当初から二人三脚で支え続けた宮永正隆氏です。1989年に結婚し、1994年には長男が誕生しました。しかし、多忙による生活のすれ違いや創作活動における方針の違いから、1998年に離婚が成立しています。
その後、2003年にイラストレーターのうんのさしみ氏と再婚。プライベートを支える良き理解者として穏やかな家庭環境を築きました。
そして、彼女の人生において最も特別な存在だったのが、一人息子である長男です。息子が幼少期の頃、共著で絵本『おばけの手』などを出版した際、息子のペンネームとして名付けられたのが「さくらめろん」でした。母として息子を心から慈しみ、プライバシーを厳重に保護しながらも、創作のパートナーとして温かな眼差しを向け続けていたことは、多くのエッセイや絵本作品に色濃く残されています。