実際にネット配信やテレビ中継を活用して天皇杯を観戦しているサポーターの生の声を検証すると、サービスの利便性と同時にいくつかの現場特有の課題が浮かび上がってきます。
ネット中継利用者から高く評価されているのは、「SPOOXやスカパー!番組配信の画質の安定性と追っかけ再生機能」です。スタジアムに遠征できない地方サポーターからは、「平日の19時キックオフというタイトな日程でも、退勤中の電車内からスマホで観戦できる」「前半に間に合わなくても追っかけ再生でキックオフから追える」という利便性が絶賛されています。
その一方で、SNS上では「地方予選や1回戦の全試合が映像化されるわけではない」という点に対する不満の声も散見されます。天皇杯は全国で膨大な数の試合が同時多発的に行われるため、中継機材や中継クルーの配置が追いつかず、スコア速報テキストのみで戦況を見守らざるを得ないクラブが存在するのも現実です。また、DAZNのインターフェースに慣れ親しんだユーザーからは、「アプリを新しくインストールしてアカウントを作成する手間が面倒」という体験上のハードルを指摘する声も根強く残っています。