自動車警ら隊の職務質問はなぜ多い?パトカーの見分け方と交機との違い

自動車警ら隊の職務質問はなぜ多い?パトカーの見分け方と交機との違い

自動車警ら隊の職務質問はなぜ多い?パトカーの見分け方と交機との違いについて押さえておきたい 注意点を分かりやすく解説いたします。

警察学校を卒業した警察官は、誰もがまず警察署の地域課(交番勤務)に配属されます。そこからどのようにして自動車警ら隊への道を切り拓くのでしょうか。

自動車警ら隊員になるには、まず交番勤務時代に「職務質問による検挙実績」をコンスタントに挙げることが必須条件となります。具体的には、自転車盗の現行犯逮捕、不法滞在者の発見、職質による微罪(軽犯罪法違反や刃物所持など)の摘発などで頭角を現し、署長賞などの表彰を重ねる必要があります。さらに、パトカーを緊急走行させるための「緊急走行運転資格(適性検査や技能検定)」を取得し、白黒パトカーを自在に操る卓越した操縦技術を証明しなければなりません。

その上で、各方面本部や警察本部が実施する選抜試験(専科研修や部隊配属選考)に合格した者だけが、念願の自ら隊員として腕章を巻くことができます。警察組織内において、自動車警ら隊は「刑事課や生活安全課へのステップアップを目指す若手・中堅の登竜門」であり、同時に「職質に命をかける生粋の地域警察官が誇りを持って集う場所」として高いステータスを保っています。

【プロの結論】自動車警ら隊に向いている警察官・見送るべき人の特徴

現場のリアルな働き方や職務の特殊性を踏まえると、自動車警ら隊への志望には明確な向き不向きが存在します。

【向いている人の特徴】:

  • 街中のわずかな変化や人間の微細な表情の違いに気付ける「鋭い観察眼と直感」を持つ人
  • 相手がどんなに理不尽な反発をしてきても、感情的にならず冷静に対話を継続できる「高い心理戦能力・交渉力」がある人
  • 狭い車内で長時間相勤者と行動を共にしてもストレスを溜めない、協調性とタフな体力を兼ね備えている人

【見送るべき人の特徴】:

  • 明確な指示やルーティンワークに従うことを好み、自ら不審点を見つけ出す積極性に欠ける人
  • 市民との摩擦や口論を極端に恐れ、毅然とした態度で追及することが苦手な人
  • 長時間の密室勤務や夜勤による生活リズムの乱れに対して、自律的な体調管理が難しい人

なお、一般ドライバーや歩行者側としての視点に立つならば、自ら隊に声をかけられた際のベストな対処法は「やましいことがなければ、免許証や身分証を速やかに提示し、トランクや手荷物を素直に開けて見せること」に尽きます。法的に任意とはいえ、頑なに拒否したり「なぜ止めるのか」と敵対的な態度をとったりすれば、かえって不審度(相当な理由)を跳ね上げ、応援のパトカーを呼ばれて長時間の足止めを食らう結果になりかねません。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。