1990年、坂口征二は惜しまれつつ現役を引退し、新日本プロレスの代表取締役社長に就任しました。猪木が参議院議員となりリングを離れるなか、坂口は抜群の経営手腕を発揮します。
東京ドーム興行の定期開催を成功させ、闘魂三銃士(武藤敬司、蝶野正洋、橋本真也)を中心とした一大ブームを牽引。1999年の「橋本真也 vs 小川直也」戦をはじめとする緊張感あふれるマット界の舵取りを担い、時には自らリングに上がって不穏な空気を鎮圧するなど、現場とフロントの両面で圧倒的なリーダーシップを示しました。
後に取締役会長、相談役へと退いた後も、派手なスタンドプレーを好まず、常に選手の待遇改善や団体の安定経営を最優先に考えた姿勢は、現在の新日本プロレスの礎となっています。