ネット上で長年まことしやかに囁かれ続けているのが、「注文時に特定の部位だけを指定できる」という都市伝説です。好きな部位として真っ先に挙がるドラム(脚)や、脂身の多いサイ(腰)だけを注文できるのか、現場の実態を整理します。
オリジナルチキンは、1羽の鶏から以下の5種類の部位(全9ピース)にカットされて調理されます。
- サイ(腰):脂身が多く肉厚。最もボリュームがありジューシー。
- ウイング(手羽):コラーゲンが豊富で皮のパリッとした食感を楽しめる。
- キール(胸):脂身が少なくさっぱりとしたヘルシーな肉質。軟骨付き。
- リブ(あばら):骨が多いものの、旨味が凝縮されており肉の味が濃い。
- ドラム(脚):持ちやすく食べやすい、子どもから大人まで大人気の一品。
日本KFCの公式見解として、「オリジナルチキンの部位指定は原則として受け付けていない」というのが揺るぎない事実です。鶏肉の部位ごとに骨の付き方や肉の比率が異なるため、特定のお客様に希望部位のみを提供すると、他のお客様への提供バランスが崩れてしまうためです。
ただし、アレルギーや身体的な事情による相談、あるいは店舗のアイドルタイム(混雑していない時間帯)に「骨の少ない部位を希望する」といった控えめな要望に対し、店舗オペレーションの許す範囲で配慮されるケースが報告されているに過ぎません。最初から「サイだけで3本」といった無茶なオーダーは明確に断られます。どの部位が入っているかを箱を開けるまで楽しむことこそが、フライドチキン本来の醍醐味と言えます。