ここ数年、美容系SNSや口コミ掲示板で定期的に巻き起こるのが「顔タイプ診断に忠実に従った結果、大失敗した」という投稿に端を発する議論です。X(旧Twitter)やInstagramを中心に、「フェミニンと診断されてコテコテに巻いたら、PTAの参観日か一昔前のキャバクラ嬢のようになって泣いた」「20代なのに30代後半に見られるようになった」という告白が数千リポスト規模で拡散し、ちょっとした小炎上状態へと発展するケースが散見されます。
この現象の背景にあるネットの反応を精査すると、診断結果を絶対視するあまり「曲線=しっかり巻く」「大人=ロングヘア」という短絡的な公式に縛られ、本人のパーソナリティや現代のカジュアルな服装と激しく衝突してしまっている実態が浮かび上がります。
本来のフェミニンタイプが持つ「曲線の魅力」とは、人工的で硬質なカールを指すのではありません。大ぶりのカールアイロン(38mm〜40mm)で熱を通した後に手ぐしでほぐし、オイルやバームで柔らかなツヤをまとうことで初めて、現代的な抜け感として成立します。診断士や美容師によるテンプレ通りの提案が、受け手側のライフスタイルと乖離した瞬間に「違和感」という名の炎上や失望を生んでしまうのです。