東京2020オリンピックソフトボール競技で日本が掴んだ金メダルは、驚異的な投手力と隙のない守備配置の見事な融合でした。長年日本代表の柱として君臨する上野由岐子選手が見せた配球は、高めのライズボールで空振りを奪いつつ、要所でドロップを打たせて内野ゴロに仕留めるという計算し尽くされたものでした。
また、同大会で圧巻のリリーフを見せた後藤希友選手の投球も印象的です。サウスポー特有のエグいクロスファイヤーで詰まらせる配球に対し、ショートをはじめとする内野陣が半歩前に守備位置を修正して確実にアウトを重ねました。投手の配球意図と野手の守備位置が見事に噛み合った好例と言えます。