「け」から始まる稀少姓ルーツと由来を徹底的に調査すると、先人たちがどのような土地に暮らし、どのような生業を営んでいたのかが鮮明に浮かび上がります。
たとえば「け」という音には、古語で「毛(植物や作物の繁茂)」、「気(空気・霊気)」、「崖(険しい地形)」といった意味合いが含まれるケースが多々あります。傾斜地や崖の近くに住んでいたことから「懸(け)」の字が当てられたり、作物が豊かに実る土地を願って「毛」の字を用いたりした記録が各地の風土記に残されています。
明治時代の平民苗字必称義務令によってすべての日本人が名字を名乗ることになった際、自らの住む土地の景色や代々の職業、地域の誇りを漢字に込めた結果が、現在に残る個性的な「け」の苗字の原点となっています。