市販の強力な薬品を買いに走る前に、まずは家庭にある身近な道具を使って油汚れを物理的・化学的に分解する方法を試す価値があります。
① タオルとお湯を使った水圧フラッシュ法
油汚れの塊を一気に押し流す最も手軽で効果的な方法が、大量のお湯による水圧洗浄です。 ゴミ受けカゴとワントラップ(お椀のような部品)を外し、露出した排水口の穴にいらなくなったタオルを隙間なくしっかりと詰め込みます。その状態でシンクに50〜60度程度のお湯をシンクの半分から6〜7分目程度まで溜めます。溜まったらタオルを一気に引き抜くだけです。大量のお湯の重み(水圧)と温水による油の軟化が同時に働き、管内にへばりついた汚れを一気に押し流します。
② 重曹とクエン酸(お酢)による発泡クレンジング
排水口周辺のヌメリや軽度の詰まり、悪臭には酸とアルカリの反応を利用します。排水トラップの部品を外し、排水口全体に粉末の重曹をたっぷり(計量カップ1杯程度)振りかけます。その上から重曹の半量のクエン酸(または食酢)を回しかけると、勢いよく炭酸ガスの泡が発生します。この泡が汚れの隙間に入り込み、油汚れと雑菌の膜を浮かび上がらせてくれます。そのまま約30分間放置した後、ぬるま湯でしっかり洗い流すことで、清潔な状態を取り戻せます。