初犯での執行猶予判決の後、彼は再び逮捕の報で世間を失望させた。危険ドラッグや違法薬物の所持による相次ぐ逮捕。世論は「反省がない」「意志が弱い」と激しい批判を浴びせた。しかし、依存症医療の専門家たちは異口同音に指摘する。依存は個人の意志の強弱ではなく、脳の疾患であると。
「再発(スリップ)は回復のプロセスの一部であり、そこからどう立ち上がるかが本質」だと専門医は語る。依存症からの脱却は直線的な道ではない。孤独、過去のトラウマ、そして元有名人という重圧。それらが複雑に絡み合う中で、過ちを繰り返しながらも治療プログラムや自助グループへと繋がろうとする泥臭い葛藤がそこにはあった。