現在の皇位継承順位を確認すると、皇室の構成が極めて限定的であることが浮き彫りになります。皇室典範第2条が定める順位に基づき、現在の継承資格者は以下の3名のみとなっています。
- 第1位:秋篠宮文仁親王(今上天皇の皇弟)
- 第2位:悠仁親王(秋篠宮さまの長男)
- 第3位:常陸宮正仁親王(上皇さまの弟)
継承順位第2位である悠仁さまは、次世代の皇室を担う唯一の男性皇族です。高校卒業を経て大学進学、成年皇族としての歩みを進められるなかで、悠仁さまが将来的に「皇嗣」、そして天皇へと即位される道筋は現行法の想定通りの流れとなります。
一方で、将来的な担い手の減少に対する危機感から、政府の有識者会議や国会では皇位継承の安定化策に関する議論が断続的に行われています。論点となっているのは主に「内親王・女王が婚姻後も皇族の身分を保持する女性宮家の創設」や「旧十一宮家の男系男子を養子縁組等により皇籍復帰させる案」です。世論調査では愛子内親王をはじめとする女性皇族の即位(女性天皇・女性皇嗣)を容認する意見が多数を占める一方、皇室の歴史と伝統である「男系継承の維持」を最重要視する立場との間で慎重な調整が続いています。