「なぜ米国の半導体指数が、遠く離れた日本の日経平均株価をこれほど大きく揺さぶるのか?」という疑問を抱く方は少なくありません。その理由は、日経平均株価の「指数寄与度ランキング」上位に日本の半導体関連銘柄が集中しているからです。
日経平均株価は、構成銘柄の株価を独自の計算式で合算する「株価平均型」の指数です。そのため、株価水準が高い値がさ株の影響を強烈に受けます。その筆頭が以下の銘柄群です。
- 東京エレクトロン(8035):半導体前工程の製造装置世界トップクラス
- アドバンテスト(6857):半導体検査装置(テスター)でエヌビディア向けに強固な基盤
- ディスコ(6146):ウェハの切断・研削装置で世界シェア8割超
- 信越化学工業(4063) / SCREENホールディングス(7735):高純度シリコンウェハや洗浄装置の世界的サプライヤー
これらの企業は、エヌビディアやTSMC、インテルといったSOX指数構成企業を直接の主要顧客としています。米市場で半導体株が買われれば、翌朝の東京市場では自動的に東京エレクトロンやアドバンテストに買い注文が殺到し、結果として日経平均株価全体の指数を数十円〜数百円単位で押し上げるという連鎖反応が起きるのです。