Dコードの運指原則は楽器のスケールやネック形状によってアプローチが異なります。アコースティックギターに比べてネックが細く弦のテンションが柔らかいエレキギターでは、「エレキギター Dコード 手首の角度」をややシェイクハンドスタイル(握り込み型)寄りに設定するのが自然です。エレキ特有の歪みサウンドでは余計なノイズが致命的となるため、前述した親指ミュートの精度がアコギ以上に問われます。
一方、近年愛好者が急増している「ウクレレ Dコード 押さえ方」は、ギターとは全く異なる難所が存在します。ウクレレのDコードは、4弦2フレット(人差し指)・3弦2フレット(中指)・2弦2フレット(薬指)を同時に押さえ、1弦は開放弦(0フレット)で鳴らすフォームが基本です。ウクレレはフレット幅が非常に狭いため、同じ2フレット内に大人の指を3本並べるのが構造上極めて困難とされています。
このウクレレ特有の窮屈さを打破する現場の知恵が「親指を使った変則フォーム」や「人差し指の関節で3本の弦を一括制弦する部分バレー(セーハ)」です。手の大きさや指の太さに応じて、1本の指で4〜2弦をまとめて押さえつつ1弦をフリーにする技術を取り入れることで、無理な指の詰め込みから解放されます。
演奏全体の完成度を左右する「コードチェンジ スムーズに移行」のコツとしては、GコードやCコードからDコードへ移る際、共通する指(例えばGからDなら薬指のポジション感)をガイドにして最小限の距離でスライドさせる練習が極めて効果的です。