MISIAのキャリアにおける重要なマイルストーンが、国民的行事や国家的プロジェクトにおける大役の数々です。なかでも『NHK紅白歌合戦』における存在感は群を抜いており、紅組のトリおよび番組全体の「大トリ」を複数回にわたり務めています。
2020年の第71回紅白歌合戦では、コロナ禍という未曾有の危機に直面する日本中へ向けて『アイノカタチ』を歌い上げ、紅組のトリとして希望の光を灯しました。その後も紅白のクライマックスを飾るシンボルとして定着し、演歌の大御所歌手が担ってきた「番組の締めくくり」という重責を、現代ポップス・R&Bの旗手として見事に引き継いでいます。
さらに記憶に新しいのが、2021年東京オリンピック開会式における国歌『君が代』の斉唱です。球体をモチーフにした色鮮やかなドレスを身にまとい、静まり返った国立競技場に響き渡らせたその荘厳な独唱は、国内外のメディアから「唯一無二の表現力」「厳かな祈りそのもの」と絶賛されました。アジアを代表する歌手として、中国の人気音楽バトル番組『歌手SINGER・当打之年』(2020年)に出演した際も、現地オーディエンスを圧倒的な声量と表現力で魅了し、国境を越えたリスペクトを獲得しています。