ハリウッド版ゴジラを語る上で避けて通れないのが、1998年にローランド・エメリッヒ監督が世に送り出した初代ハリウッド映画版、通称「エメゴジ(ジラ)」の存在です。ハリウッド版ゴジラ 歴代フィギュア比較を行うと、この1998年版ほど激しい評価の乱高下を経験したキャラクターは存在しません。
公開当時、「放射熱線を吐かず、魚を食べ、ミサイルで絶命する巨大イグアナ」として世界中のゴジラファンから激しいバッシングを浴び、映画トイを大量に手がけた米トレンドマスターズ(Trendmasters)社やトイビズ(Toy Biz)社の玩具はワゴンセールの常連となりました。しかし、四半世紀以上の歳月が流れた現在、1998年 エメゴジ フィギュア プレミア現象が静かに、かつ確実に進行しています。
「ゴジラ」という固定観念を外し、純粋な「90年代クリーチャーデザインの金字塔」としてパトリック・タトポロスの造形を再評価する動きがZ世代や欧米の造形ファンの間で拡大。当時発売された大型トーキングフィギュアの未開封デッドストックや、限定ソフビは20,000円〜40,000円前後で取引されています。さらに、エクスプラスが手がけた「デフォリアル」や「東宝大怪獣シリーズ」のエメゴジは、生産数の少なさも相まってオークションで定価の2倍以上の価格が付けられるなど、コレクター垂涎のヴィンテージアイテムへと昇華しました。