実際に年間休日130日超の職場で働く社員に取材を行うと、単なる「楽園」とは言い切れないシビアな現場の現実も浮かび上がってきます。
「長期連休が年に3回あり、有給も自由に取れるのは事実です。ただし、休みが多い分、出勤日のタスク密度は凄まじい。1日の労働時間内に終わらせるべき業務量が厳格に定められており、定時内に猛烈なスピードで仕事を捌く集中力が求められます」(大手化学メーカー・営業担当)
「大学職員に転職して年間休日は135日になりました。しかし、昔ながらの年功序列と前例踏襲の文化が色濃く、若手の意見が通らない閉塞感に悩む同僚もいます。変化や自己成長を求めるタイプにとっては、退屈さや停滞感がストレスになる場合があります」(私立大学職員・30代)
ネット上の掲示板やSNSでは「年間休日が多い=何もしなくていい神職場」という極端な言説が散見されますが、現場の事実は異なります。休日数が多い企業ほど、稼働時間あたりの「時間単価」と「成果へのコミット」を厳格に求めてくる傾向がある点を見落としてはなりません。