テイクアウト用焼き鳥の味わいを支える素材選びにも、明確な変化が見られる。冷めても脂肪分が固まりにくく、肉質の旨味が維持できる特定の地鶏銘柄を採用する動きが急速に広がっているのだ。
さらに注目すべきはタレの進化である。従来のタレは冷えると粘度が増し、後味が重くなりがちだった。これに対し、醸造元と共同開発された最新の熟成タレは、天然の酵素と昆布抽出の旨味成分をブレンド。温め直しても焦げにくく、肉本来のコクを引き立てるスッキリとした後味を実現している。塩焼きにおいても、粒子サイズを不均一に調整した特製岩塩が用いられ、口の中で時間差で広がる塩味のグラデーションが楽しめる。