『週刊少年ジャンプ』の看板作品として君臨し続ける尾田栄一郎の『ONE PIECE』。本作における攻撃技の数々は、類稀なる「言葉遊び」と多言語のミックスによって構築されている。
主人公ルフィの「ゴムゴムの銃(ピストル)」をはじめとする技群は、直感的なわかりやすさと打撃のスピード感を両立させている。一方で、サンジの足技にはフランス語の料理用語が組み込まれ、ゾロの剣技にはダジャレや仏教用語が高度にトリミングされている。尾田栄一郎の創作スタイルは、読者が口に出したくなる音のテンポを徹底的に追求するものであり、それが長年にわたりファンを魅了し続ける源泉となっている。