使い道は単なる「応急処置」にとどまらない。現場を取材すると、生活の知恵から生まれた多種多様なアイデアが溢れていた。特に急増しているのが、子どもの入園・入学グッズのカスタムだ。ゼッケンの縫い付けや、名札の台布接着において、ミシンを出さずに数分で作業が完了する利便性は子育て世代にとって救世主となっている。
さらに、コスプレイベント会場や舞台裏でも重宝されている。「衣装の急な破れや、サイズ調整がその場で数秒でできる。ハサミさえあれば現場で完結する」と20代のコスプレイヤーは語る。カーテンの裾伸ばし、クッションカバーの自作、果ては剥がれかけたスニーカーのインソール固定まで、DIYの現場での汎用性は無限大だ。