さぬきこどもの国の真骨頂は、敷地を東西に貫く屋外ロケーションのダイナミズムにあります。高松空港の2,500メートル滑走路に完全並行する形で設計されているため、国内有数の高松空港展望スポットとして、航空ファンや写真愛好家からも熱烈な視線を集めています。
東野外エリアの主役は、かつて日本の空を飛んでいた国産名機YS-11実物展示です。機体の外観を間近で見上げられるだけでなく、開放日には実際に機内へ足を踏み入れ、計器類が所狭しと並ぶ操縦席(コックピット)に座ることができます。窓の外に広がる本物の誘導路を眺めながらパイロット気分を味わえる体験は、多くの子どもたちに航空分野への憧れを芽生えさせる貴重な一次体験となっています。
一方、西野外エリアで圧倒的な存在感を放つのが、ことでん60形車両(62号)です。大正時代に製造され、約80年間にわたり香川の街を走り続けたレトロ電車の車内に自由に入ることができ、木張りの床や吊り革のぬくもりが昭和初期の鉄道文化を今に伝えています。さらにこの西エリアには、ユニークな形状をした変わり種自転車のコースが併設されており、2人乗り、4人乗り、ペダルが特殊な変形サイクルをわずか数十円〜数百円の手数料で乗り回すことができます。滑走路から轟音とともに飛び立つ大型ジェット機を背にペダルを漕ぐ爽快感は、他所では絶対に味わえない唯一無二の体験です。