今、彼らを再発見しているのはリアルタイム世代だけではない。YouTubeの一発撮りパフォーマンスやSpotifyのプレイリストを通じて、Z世代をはじめとする若いリスナーが彼らの現在のボーカルワークに熱狂している。デジタルネイティブの耳は、オートチューンに頼らない本物の歌唱力を敏感に嗅ぎ分ける。
ストリーミングサービスで過去のヒット曲を聴き、その足で最新のライブ音源にアクセスした若者たちは、その進化の落差に衝撃を受ける。ピッチの正確さ、息遣いのコントロール、倍音の豊かさ。2000年代のR&Bブームを知らない世代にとって、現在のCHEMISTRYは「懐メロの象徴」ではなく、「最強のツインボーカルユニット」として新鮮に響いている。