2008年、海外移住を決意した本田はオランダのVVVフェンローへ移籍。この時期に二人は正式に結婚を発表し、本格的な海外での夫婦生活がスタートした。見知らぬ言語、文化の違い、プロ選手としてのシビアなプレッシャー。想像を絶する環境の中で、彼女は栄養面や精神面から夫を支え続けた。
その後、ロシアのCSKAモスクワを経て、世界最高峰のクラブの一つであるイタリアの名門・ACミランで「背番号10」を背負うまでに至る。メディアの過熱する報道や激しいバッシングに晒される夜も、家庭は常に彼にとって唯一の安らぎの場であり続けた。
異国での生活において、彼女自身が語る言葉は少ない。しかし、現地の食文化を学び、夫のパフォーマンスを最優先に考え抜いた毎日の積み重ねこそが、彼の世界的キャリアを後押ししたことは疑いようもない。