この印象的な髪色のルーツを辿ると、キャラクターデザインを担当したイラストレーターKEIの試行錯誤に行き着く。開発元であるクリプトン・フューチャー・メディアから出されたオーダーは、ヤマハ株式会社が開発した歌声合成技術「VOCALOID」の音源ソフトウェアとして、未来的なサイバー感を体現することだった。
当時、音声合成ソフトウェアのキャラクターとしては前例のないビジュアルが求められていた。KEIは、ヤマハの伝説的なシンセサイザー「DX7」の筐体カラーや操作パネルのミントグリーンをデザインのモチーフとして採用。冷たい金属的な質感と、歌声が持つ温かみを同居させるため、あの独特なターコイズブルーが選ばれたのだ。