乱用被害の拡大に歯止めをかけるべく、各国の規制当局も急速に動きを見せている。米国ではアメリカ食品医薬品局(FDA)が、コデイン含有医薬品に対する警告ラベルの厳格化や、小児・未成年への処方制限を一段と強化。2026年に向けた最新の流通監視システムにより、闇市場への横流しルートの流出阻止に乗り出している。
一方、日本国内においても決して対岸の火事ではない。厚生労働省は、市販の咳止め薬に含まれるコデイン類やエフェドリン類の乱用(オーバードーズ)問題を受け、薬局での販売個数制限や本人確認の徹底など、規制の網を強烈に締め上げている。海外からのネット通販やSNSを通じた密売行為に対しても、水際での捜査が強化されているのが現状だ。