アピオスを口にして数時間後に起きる腹痛や下痢の背景には、主に2つの成分が関係しています。それが「過剰な不溶性食物繊維」と「サポニンの刺激」です。
アピオスに含まれる食物繊維量は、一般的なジャガイモの約4倍から5倍に達します。適量であれば便通改善に寄与しますが、一度に大量の不溶性食物繊維が腸内に送り込まれると、腸壁が強く刺激されて過剰なぜん動運動が引き起こされます。これが急激な下痢や差し込むような腹痛の正体です。
さらに、アピオスに含まれる配糖体の一種「サポニン」は、天然の界面活性作用を持っています。サポニンは適量なら抗酸化作用や免疫力向上に働きますが、摂り過ぎると胃腸の粘膜を荒らし、吐き気や消化不良性の下痢を誘発する引き金になります。胃腸がデリケートな人ほど、過敏に反応しやすい傾向にあります。