個人利用以上にダイナミックな変化を見せているのが、法人による社宅・研修用住居の再構築だ。従来の一括借り上げ社宅は、空室リスクや管理の手間から企業のバランスシートを圧迫する要因になりがちだった。
短期間で編成されるシステム開発チームの滞在先や、地方拠点からの短期エキスパート招聘など、プロジェクト単位で必要な部屋数を必要な期間だけ確保する「オンデマンド型社宅」の需要が急増している。ホテル連泊では経費が嵩み、キッチンや洗濯機のない空間は従業員のメンタル・体調管理に負荷をかける。適度なプライベート空間と自炊環境を兼ね備えたマンスリー住居は、企業の人的資本経営を支える福利厚生としても再評価されている。