鮮魚市場や釣り場で「ブリ属御三家」と称されるブリ、カンパチ、ヒラマサは、いずれもアジ科ブリ属に属する近縁種であり、外見が酷似しています。しかし、その食味や市場価格、調理適性には明確な違いがあります。
水産卸売現場でプロが瞬時に見分けるための決定的な形態的特徴は以下の3点に集約されます。
頭部を上から見た際に、眉間に漢字の「八」の字のような褐色の斜め帯が入るのがカンパチ(間八)の名前の由来です。一方、ヒラマサは体が平たいことから名付けられ、漁獲量が少なく「青魚の王様」として高級寿司店で重用されます。ブリとヒラマサの選別は、口の端(上顎後端)が尖っているか丸いかを確認することが最も確実な識別法です。