海外タイトルの越境プレイをめぐっては、ネット上に事実と異なる情報や古い知識が氾濫しています。初心者が陥りがちな誤解を是正しておきましょう。
第1の誤解は、「海外ゲームをVPN経由で遊ぶのは違法行為である」という極端な言説です。日本国内の現行法において、一般的なVPN接続を利用して海外のウェブサイトやゲームサーバーに接続すること自体に違法性はありません。ただし、それは「法的な犯罪ではない」という意味に過ぎず、パブリッシャー(NexonやGarenaなど)が定める利用規約(Terms of Service)には明確に抵触する可能性があります。利用規約に「特定地域外からのアクセス禁止」や「虚偽の個人情報による登録禁止」が明記されている場合、発見され次第アカウントが警告なしに剥奪されても一切の異議申し立てはできません。
第2の誤解は、「ラグ(Ping)は高速な光回線を使っていれば解決する」という思い込みです。日本国内のNURO光やフレッツ光クロスなどの超高速回線であっても、物理的な距離の壁は超えられません。日本からタイやベトナム、中国本土のサーバーへ信号が届き、戻ってくるまでには光の速度とルーターの中継遅延により、どうしても物理的に30〜80ミリ秒(ms)以上のPing値が発生します。コンマ数秒の反射神経と繊細なドリブル入力が勝敗を分ける対戦環境において、この遅延は国内サーバーで遊ぶ家庭用『EA SPORTS FC』に比べて明確なハンデとなります。