理学療法士として臨床の現場に立つためには、文部科学大臣または厚生労働大臣が指定した養成施設(大学、短期大学、専門学校)を卒業し、厚生労働省が所管する国家試験の受験資格を取得したうえで、国家試験に合格しなければなりません。独学や通信教育のみで資格を取得できる仕組みは法律上存在せず、必ず指定の通学課程を修了する必要があります。
国家試験の受験資格を得られる最短期間は3年間です。3年制の専門学校または短期大学へ進学することが最も早いルートとなります。一方で、高度な医学的知見や教養、研究手法をじっくり学びたい場合は、4年制の大学または4年制の専門学校(高度専門士課程)を選択するのが一般的です。
理学療法学科の就職先は、総合病院や大学病院、リハビリテーション専門病院、整形外科クリニックなどの医療機関が約6〜7割を占めます。近年は介護老人保健施設や訪問リハビリテーションステーション、地域包括支援センターといった介護・地域リハビリ領域、さらにはプロスポーツチームやフィットネス業界など、活躍のフィールドは広がり続けています。