ネット上の情報サイトでは「公営斎場を選べば総額30万円以内で立派な葬儀ができる」といった極端なアピールが散見されますが、これは現場の実態を反映していません。明確に是正すべき誤解が2点あります。
第1の誤解は、「斎場使用料の安さ=葬儀全体の安さ」という短絡的な思い込みです。かわさき南部斎苑に支払う費用はあくまで「火葬料」や「式場使用料」という施設実費に過ぎません。祭壇の設営、棺、骨壺、搬送車、人件費、ドライアイスなどはすべて契約した民間葬儀社へ支払う項目です。悪質な格安葬儀仲介業者に依頼した結果、基本プランに必要な品目が一切含まれておらず、最終的な請求額が大手葬儀社と変わらない金額に膨らんだという相談が消費生活センター等にも寄せられています。
第2の誤解は、「友引の日は完全に休止している」という思い込みです。かつては友引休業が通例でしたが、火葬需要の逼迫緩和を目的として、現在は友引日であっても火葬業務を一部稼働させる運用が定着しています。「友引だから予約が取れない」と決めつけるのではなく、葬儀社を通じて正確な稼働スケジュールを照会することが早期予約を勝ち取る鍵となります。