導入を検討するリーグやスタジアムにとって、最大のハードルとなるのが導入費用とランニングコストです。ホークアイを1会場に設置するための値段は、競技規模やシステム構成によって異なるものの、1会場あたり数千万円から1億円以上にのぼるとされます。
費用の大きな要因となっているのが、専用のトラッキングカメラの設置台数です。死角をなくしミリ単位の精度を担保するため、競技ごとに厳密な機材配置が求められます。
- テニスコート:8台〜12台の専用ハイスピードカメラ
- サッカースタジアム(GLT・VAR用):各ゴール裏・屋根上などに14台〜数十台
- 野球場(トラッキング・判定用):バックネット裏やスタンド各所に約12台
これらに加え、高解像度映像を瞬時に解析する専用サーバー群の維持管理や、試合ごとに常駐する専任オペレーターの人件費も発生します。トップリーグでの導入が進む一方で、下部リーグや地方自治体のスタジアムへの普及には、依然としてコスト面の最適化が課題となっています。