サッカー日韓戦における因縁の歴史は、1954年のスイスワールドカップ予選にまで遡ります。当時の政治的背景から全試合が東京で開催されるという異例の条件下、韓国が本大会出場権を獲得して以来、長年にわたり韓国が「アジアの虎」として日本に対して圧倒的な優位性を誇ってきました。
1990年代初頭までのサッカー日本代表と韓国の対戦成績を振り返ると、日本にとって韓国は「高くて分厚い壁」であり続けました。1993年の「ドーハの悲劇」直前の最終予選での勝利や、1997年のフランスW杯アジア最終予選における「国立の歓喜」「ソウルの奇跡」など、両国の激突は常に国民的関心事となってきた歴史があります。
歴代の公式国際Aマッチ通算対戦成績(2026年時点の集計)を俯瞰すると、韓国が約40勝以上を挙げ通算勝率で大きく先行しているものの、2010年代以降の戦績に絞ると日本が互角以上の勝率を記録しています。特に2021年の国際親善試合(日産スタジアム)および2022年のE-1選手権において、日本代表が韓国代表に対して2試合連続で3-0の完勝を収めたことは、アジアサッカー界の勢力図が新たな局面に入ったことを象徴する出来事として世界中で報じられました。