3月のアウター選びにおいて最も重要な指標は、日中の「最高気温」と朝晩の「最低気温」のギャップです。東京都心部を例にとると、3月の平均気温は約9度から13度前後ですが、上旬と下旬では体感環境が劇的に変化します。
3月上旬のアウター選びでは、最高気温が10度から12度程度にとどまる日が多く、北風が吹くと体感温度は真冬並みに落ち込みます。この段階で無理に薄手のスプリングコートを羽織ると冷えの原因になるため、ウールコートを継続着用するか、裏地付きのしっかりしたトレンチコートに保温インナーを重ねるのが賢明な選択です。
3月中旬のアウター選定は、最高気温が13度から15度前後に達し、日差しに明確な暖かさを感じる日が増えてきます。このタイミングがまさに季節の過渡期であり、日中は快適でも日没後に気温が一桁まで急降下します。脱ぎ着しやすいミドル丈のアウターや、風を遮断する機能性シェルが真価を発揮します。
3月下旬のアウターになると、最高気温が16度を超えて20度近くまで上昇する日が出現します。ここまで来ればダウンや厚手のメルトンコートは完全に役目を終え、コットンやナイロン素材の軽やかなライトアウターへ完全移行するのが自然です。