華々しい肩書と年収モデルの裏側には、想像を絶する苛烈な勤務実態が存在します。警察庁キャリアの日常を端的に表す言葉が「2〜3年周期の全国転勤」と「突発事案への24時間拘束」です。
警察庁本庁における国会待機や法案作成期間中は、連夜の深夜残業が常態化します。さらに地方警察本部の部長や警察署長として現場に出向している期間は、管内で重大殺人事件、大規模自然災害、要人警護事案が発生した瞬間に、深夜・早朝を問わず現場指揮本部を立ち上げなければなりません。
かつて地方警察署長を務めた女性キャリアの手記や特番インタビューでは、その極度の緊張感が次のように語られています。
「枕元に置いた緊急登庁用無線機の着信音に怯えながら眠る日々だった。署長室の椅子に座った瞬間から、部下数百名の命と管内十数万人の市民の安全が自らの判断ひとつにかかっている。そこに『女性だから』という甘えや猶予は1秒たりとも存在しない」
SNSや大手質問掲示板でも「警察キャリアの激務は本当なのか」「土日は休めるのか」といった疑問が頻繁に交わされますが、当直や緊急招致に備える待機義務(拘束)は日常の一部であり、民間のホワイト企業的なワークライフバランスを期待して入庁した者は凄まじいカルチャーショックを受けることになります。