ネット検索で頻繁に浮上する「結婚歴」「旦那」というワードですが、木の実ナナは生涯にわたり一度も婚姻歴がありません。かつて『ショーガール』で長年タッグを組んだ細川俊之との間には公私にわたる深い絆があり、熱愛や結婚が噂された時期もありましたが、二人はどこまでも最高のビジネスパートナーであり戦友という関係を保ち続けました。
彼女が独身を貫いた背景には、下町・向島で彼女を育て上げた実母との強固な親子関係が存在します。父親が早くに亡くなった後、母親は木の実ナナのマネージャー的存在として私生活から仕事のスケジュール管理まで全面的にバックアップしていました。当時のインタビューで彼女は「母が私の恋人であり、最大の理解者」と語っており、家族社会学的な視点で見れば、精神的な自立を果たしつつも強固な心理的結びつきを持つ「母娘の共生関係」が築かれていたことが分かります。
母親が亡くなった際、木の実ナナは深刻なペットロスならぬ「母ロス」に陥り、重い更年期障害とうつ病に直面しました。この喪失体験を乗り越える過程で、彼女は「誰かに依存して生きるのではなく、自らの足で立ち続ける」という強い自負を獲得したといえます。