清野菜名の代名詞とも言えるのが、鍛え上げられた美しい腹筋とブレのない体幹です。彼女のフィジカルの土台は、高校時代に1年間通い詰めたアクション養成所にあります。アクション監督・坂口拓氏のもとで受けた指導は、徒手格闘(ボーン・ボクシング)、アクロバット、側転、バク転、さらには受け身といった武術的メソッドの塊でした。
テレビ特番やメイキング映像で公開されたトレーニング風景では、重いダンベルを持ち上げるウエイトトレーニングではなく、自重を用いたファンクショナルトレーニングが中心となっています。
「ウエイトで外側の筋肉を大きくしすぎると、技のスピードが落ちてしまう」という指導方針に基づき、彼女が長年実践しているのは以下のような身体操作トレーニングです。
- プランク系バリエーション:通常のフロントプランクにとどまらず、片手片脚を浮かせる対角支持運動や、サイドプランクでのヒップリフトを行い、腹横筋と腹斜筋を多角的に刺激。
- 股関節の回旋運動とハイキック練習:蹴り技の反復練習は、体幹と大腰筋を同時に強化し、下腹部のぽっこり感を完全に解消する効果を発揮。
- 徹底したダイナミックストレッチ:筋肉を固めず、常に柔らかくしなやかなゴムのような状態に保つため、可動域を広げる動的ストレッチを毎日欠かさない。
この過酷な鍛錬の積み重ねこそが、SNSでたびたび話題にのぼる「美しい縦線の入った腹筋(アブクラックス)」を生み出しています。ただ細いお腹を目指すのではなく、日常のすべての動作で体幹を使える身体に仕上げている点が、リバウンドとは無縁のプロポーションを維持する決定打となっています。