鬼滅の刃の掲載順推移と打ち切り危機の真相【ジャンプ全話検証】

鬼滅の刃の掲載順推移と打ち切り危機の真相【ジャンプ全話検証】

話題沸騰中の 鬼滅の刃の掲載順推移と打ち切り危機の真相【ジャンプ全話検証】について、多角的な視点をご紹介しています。

世間一般では「アニメ化によって突如売れた作品」と語られがちですが、ジャンプ誌面の掲載順データを厳密に追うと、その見解が誤りであることが明白になります。掲載順が明確に上位グループへと移行したのは、2016年秋から展開された単行本第4巻〜第5巻に相当する「那田蜘蛛山編」です。

炭治郎と下弦の伍・累との死闘、父の神楽を思い出す「ヒノカミ神楽」の覚醒、そして水柱・冨岡義勇と蟲柱・胡蝶しのぶの圧倒的な実力描写によって物語のスケールが一気に拡大しました。この時期から掲載順は10位以内をキープするようになり、センターカラーの付与頻度も目に見えて増加していきます。

さらに続く「無限列車編」から「遊郭編」にかけて、掲載順は常に5位前後を記録。つまり、2019年4月のアニメ放送開始の時点で、すでに『鬼滅の刃』はジャンプ誌面において確固たる中堅トップ〜準看板のポジションを自力で確立していたのです。ufotableによる圧倒的な映像美は、既に研ぎ澄まされていた原作のポテンシャルを一気にマス層へと解き放つ起爆剤としての役割を果たしました。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。