為替ヘッジなしとは?ありとの違いや円安・円高の損益を徹底検証

為替ヘッジなしとは?ありとの違いや円安・円高の損益を徹底検証

為替ヘッジなしとは?ありとの違いや円安・円高の損益を徹底検証について重要なポイントを解説いたします。詳細な分析をご覧ください。

Q1:新NISAでオルカンや米国株を買う場合、為替ヘッジなしで本当に大丈夫でしょうか?
A1:10年以上の長期投資を前提とするなら、大半の個人投資家にとって「為替ヘッジなし」の選択が合理的です。為替ヘッジありを選ぶと、日米金利差によるヘッジコスト(年間数%)が継続的に差し引かれ、複利効果が大きく損なわれるためです。市場で取引されているインデックスファンドの純資産総額の圧倒的多数が「ヘッジなし」に集中しているのも、この経済的合理性が理由です。

Q2:急激な円高が進んだ場合、為替ヘッジなしの資産は暴落して損を確定することになりますか?
A2:円高によって基準価額が一時的に目減りすることは事実ですが、売却しない限り損失は確定しません。また、積立投資を継続している期間であれば、円高局面は「外貨建て資産をより安く、多くの口数買い増せるチャンス」に変わります。将来再び世界経済が成長し為替が是正された際、積立の効果がより大きく発揮されます。

Q3:途中で円高が予想される場合、「為替ヘッジあり」に乗り換えるべきですか?
A3:為替の先行きを正確に予測して頻繁に乗り換える手法(マーケットタイミング投資)は、プロのファンドマネージャーでも成功率が極めて低いとされています。乗り換えのたびに売買の手間や非課税枠の再利用ルールを考慮しなければならず、タイミングを誤ると往復ビンタ(乗り換えた途端に相場が逆行する現象)を食らうリスクがあります。自身の運用方針を決めたら、短期的な為替動向に惑わされず方針を維持することが長期運用の鉄則です。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。