【プロ直伝】なぜ崩れる?学生帽の描き方と立体感を出す3つのポイント

【プロ直伝】なぜ崩れる?学生帽の描き方と立体感を出す3つのポイント

【プロ直伝】なぜ崩れる?学生帽の描き方と立体感を出す3つのポイントの具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。

一口に「学生帽」と言っても、時代設定やキャラクターの属性によって形状やディテールは大きく異なります。標準的な学ラン帽子、明治・大正期のバンカラ学生帽、そして作画で混同されやすい軍帽(大日本帝国陸軍・海軍や士官学校の制帽)の差異を以下のデータ表にまとめました。

帽子の種類・タイプクラウンの構造と特徴つば(バイザー)の形状・角度装飾品・記章の特徴適したキャラ属性・世界観標準型学生帽(角帽・丸帽)五方または六方裁断。天面が適度に張り、芯地が入った端正なシルエット。黒のエナメル(革製)。傾斜角約20度、程よいカーブ。前面中央に金属製校章バッジ。細身の革製あご紐。真面目な学生、昭和レトロ、エリート校の制服。バンカラ学生帽(弊衣破帽)芯を抜き意図的に潰した形状。天面に深いシワや破れ、油染みの質感。手で折り曲げられ、急角度に下を向いた短いエナメルつば。くすんだ校章、手ぬぐいや紐(白線)の巻き付け。熱血漢、硬派な不良、旧制高校生、バンカラ応援団。軍帽(将校・士官用制帽)前方が高く反り立ち、後方へ鋭く下がる傾斜(マチ)。芯が強固。幅広で鋭い光沢。角度は浅めで前方を威圧するライン。旭日章や星章、金銀の編み込みコード(蛇腹)、大型ボタン。軍人、ファンタジー軍服、冷徹な指揮官、ダークヒーロー。

軍帽と学生帽はシルエットが似ていますが、「前頭部の立ち上がりの鋭さ」と「装飾の重厚さ」に明確な違いがあります。軍帽は前部が高く威厳を強調するのに対し、学生帽は頭部の丸みに沿った自然な立ち上がりをしており、若々しさと素朴さが残るバランスになっています。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。