ネット上の口コミを調査すると、ジェットストリームが壊れたというネットの評判の大部分が「ボールペン側ではなくシャープペンシル側に集中している」という明確な傾向が見えてきます。「ボールペンは快適なのにシャーペンだけすぐにスカスカになった」と感じるユーザーが多い背景には、多機能ペン特有の内部構造が深く関係しています。
一般的な単体のシャープペンシルは、軸の中央をまっすぐ貫く形で太めのパイプと頑丈なチャック機構が配置されています。しかし、4色のインクリフィルと共存しなければならない多機能ボールペンのシャープ機構が壊れやすい理由は、極限まで小型化・細軸化された設計にあります。ペン先を繰り出す際、内部のシャープユニットはわずかにしなるような斜めの角度で口金(先端パーツ)へと押し出されるため、単体ペンに比べて金属チャックや樹脂パーツにかかる物理的ストレスが構造上大きくなります。
さらに、繊細なチャック部分に強い筆圧が加わったり、内部で折れた芯の粉が噛み込んだりすることで、芯を保持する力が失われてしまいます。決して製品自体の品質が低いわけではなく、限られた直径の中に複雑なギミックを凝縮しているからこそ、定期的なケアや正しい取り扱いが求められる設計となっています。