平坦な道を歩いている最中や階段を下りる際、突然膝の力が抜けてガクンと折れ曲がる現象を「膝折れ(Giving way)」と呼びます。
この現象は、太ももの前側にある大腿四頭筋の筋力低下や、大腿神経の麻痺によって膝関節を固定できなくなることで発生します。また、膝関節自体の靭帯損傷や半月板損傷、変形性膝関節症による関節の不安定さも主たる原因です。
加えて、糖尿病の合併症として現れる末梢神経障害にも注意を払わなければなりません。足先の感覚が鈍くなることで地面の接地感が掴めなくなり、踏ん張りが利かずに膝折れやふらつきを誘発します。代謝異常からくる神経変性も、下肢の脱力を引き起こす見逃せない要素です。