ティーウェイ航空を賢く利用する上で押さえておくべき最大の前提は、投入機材によって座席環境が根本的に異なるという点です。同社が日韓路線および国際中長距離線で運航している機材は、主にボーイング社の小型機「B737シリーズ」と、エアバス社の中大型機「A330シリーズ」の2陣営に大別されます。
日本発着の短距離路線(成田、関西、福岡、新千歳、那覇など)で高頻度運用されているのが、単通路型のボーイング737-800および新世代機の737-8(MAX)です。座席表は中央通路を挟んで左右に3席ずつ並ぶ「3-3」配列で、全189席のモノクラス(全席エコノミー)仕様が基本となっています。機内空間はコンパクトで、搭乗口から最後列まで見通せる典型的なLCCレイアウトです。
一方、成田〜仁川線や関西〜仁川線の基幹便、さらにはシドニーや欧州方面へと翼を広げる長距離路線に投入されているのが、ワイドボディ(双通路)機のエアバスA330-300およびA330-200です。エコノミークラスの座席表は「2-4-2」配列を基本とし、中央の4列席を挟んで両サイドに2列席が配置されています。カップルや友人同士の2人旅であれば他人に気兼ねなく窓側と通路側を確保できるため、予約時点でB737便かA330便かを確認することが快適度を左右する第一歩となります。
さらにA330機材には、LCCでありながら前方にビジネスクラス(ビジネスクルーバー)が12席前後導入されています。「2-2-2」配列のライフラットまたはフルフラットに近い大型リクライニングシートを備えており、プレミアムな空の旅を割安な価格で享受できる選択肢として独自の存在感を放っています。