公的機関による指針も、保護者の安心を支える大きな柱だ。厚生労働省が改訂を重ねる「授乳・離乳の支援ガイド」では、離乳食の進め方とともにアレルゲンとなり得る食材の与え方について細やかな助言がまとめられている。麦茶に関しても、生後1ヶ月頃から飲める市販品が存在するものの、離乳食開始時期に合わせてスプーン1杯から慎重に試すプロセスが推奨されている。
これを受け、ベビーフード・育児用品産業も商品の安全基準やアレルゲン表示を強化している。乳幼児用麦茶を製造する主要メーカーでは、大麦のトレーサビリティ管理や製造ラインの交差汚染防止に万全の態勢を敷いている。しかし、どれほど安全対策が施された製品であっても、個々の体質による反応をゼロにすることはできない。製品選びの際はパッケージの原材料表記を必ず確認する習慣が不可欠だ。