旭丘高校を語るうえで現在最大のトピックといえるのが、公立進学校として極めて先進的な試みである数理データサイエンス科(DS科)の存在です。札幌旭丘高校のデータサイエンス科の特徴は、単なるプログラミング教育にとどまらず、統計学、情報科学、探究活動を高度に融合させた文理横断型のカリキュラムにあります。
北海道大学などの研究機関や民間IT企業と連携した課題解決型学習(PBL)がカリキュラムに組み込まれており、ビッグデータを実際に分析して地域課題の解決策をプレゼンテーションする実践的な授業が展開されています。この先駆的な取り組みは、高校段階からアカデミックな研究手法に触れられる場として全国の教育関係者からも熱い注目を集めています。
一方、ネット上や受験生の間での札幌旭丘高校のDS科の評判には、期待と同時にリアルな本音も垣間見えます。在校生や保護者の声を分析すると、以下のような実態が浮かび上がってきます。
「DS科はパソコンオタクが集まる場所ではなく、論理的思考力とプレゼン能力を徹底的に鍛えるエリート学科」「探究活動に時間を取られるため、基礎学力の自学自習が追いつかないと共通テスト対策で苦労する」といった声です。つまり、知的好奇心と自律的な学習習慣がある生徒にとっては無類の知的刺激が得られる一方、単に「流行りだから」「普通科より倍率が低そうに見えたから」という安易な動機で選ぶと、専門的な数学と情報数理の負荷に圧倒されるリスクを孕んでいます。